生ごみ処理機のデメリットと後悔しない選び方|導入前に知る7つの注意点

生ごみ処理機のデメリットと後悔しない選び方|導入前に知る7つの注意点のサムネ

この記事の要点

・主なデメリットは、費用・処理時間・手入れ・設置場所・臭い・音・下処理の手間です。

・後悔の多くは「容量不足」「手入れの手間」「思ったより使わない」に集約されます。

・対策は、排出量に合う容量選び、手間の少ない方式、実績あるメーカー選びです。

・業務用では、残渣の少ない消滅型バイオ式やデモ機での事前確認が有効です。

 

生ごみ処理機の主なデメリット7つ

まず、代表的なデメリットを一覧で確認します。なお、それぞれの対策は、後の章で詳しく解説します。

 

No.デメリット主な内容
1費用がかかる本体価格に加え、電気代や消耗品費が発生する
2処理に時間がかかる処理完了まで数時間かかる機種がある
3手入れ・交換の手間フィルターや消耗品の交換が必要な機種がある
4設置スペースが必要本体の設置場所と、電源・排水の確保が必要
5臭いが気になる処理中や詰まり・湿気で臭いが出る場合がある
6音が気になる稼働音が気になる場合がある
7下処理・投入制限水洗いやカットが必要な機種・投入できない物がある

デメリットを詳しく解説

①費用がかかる(初期+ランニング)

まず、生ごみ処理機には、本体価格がかかります。さらに、電気代や消耗品費も発生します。具体的には、家庭用の電気代は、月600〜1,800円程度が目安です。加えて、脱臭フィルターなどの消耗品費も、機種によって必要です。

【対策】したがって、総コストで比較することが大切です。ただし、保守や消耗品が不要な機種もあります。また、業務用は、廃棄コストの削減で回収を図れます。さらに、補助金を使えば、初期費用の負担も抑えられます。

 

②処理に時間がかかる

次に、処理が終わるまで、数時間かかる機種があります。つまり、すぐに生ごみが消えるわけではありません。なお、使い方や運転モードで、時間は変わります。

【対策】そこで、夜間など、稼働時間を工夫します。また、連続処理に対応する機種もあります。さらに、排出量に合う処理能力を選べば、詰まりを防げます。

 

③手入れ・メンテナンスの手間

また、多くの機種に、消臭用のフィルターが付いています。そして、定期的な交換が必要です。加えて、内部の清掃が必要な機種もあります。手入れの頻度は、したがって、事前に確認しておきましょう。

【対策】そこで、手入れの少ない方式を選ぶ方法があります。例えば、消滅型バイオ式は、残渣が出にくい仕組みです。さらに、消耗品や清掃が不要な機種もあります。

 

④設置スペースが必要

さらに、本体を置くための、設置スペースが必要です。加えて、電源や排水の条件も、確認が必要です。とりわけ業務用は本体が大きく、より広い場所を要します。

【対策】そこで、設置場所を事前に採寸しておきます。なお、屋外に設置できる機種もあります。したがって、現場に合うサイズを、メーカーに相談しましょう。

 

⑤臭いが気になる場合がある

また、処理中に、臭いが気になることがあります。さらに、取り出し口の詰まりや、湿気でも臭いが出ます。とはいえ、脱臭性能の高い機種を選ぶことで、においを軽減できます。

【対策】そこで、脱臭フィルターの性能を確認します。また、消滅型は、生ごみをためず分解します。加えて、詰まりを防ぐ運用も、臭い対策になります。

 

⑥音が気になる場合がある

そして、稼働時に、モーターなどの音が出ます。そのため、静かな環境では、気になることがあります。ただし、設置場所を工夫すると、影響を抑えられます。

【対策】そこで、静音設計の機種を選ぶ方法があります。また、就寝時間や営業時間を避けて稼働させます。さらに、設置場所を、居室から離すことも有効です。

 

⑦下処理や投入できないものがある

最後に、機種によっては、下処理が必要な場合があります。例えば、魚介類の水洗いや、繊維質のカットが挙げられます。また、貝殻や大きな骨など、投入できない物もあります。したがって、取扱説明の投入ルールを、事前に確認しましょう。

【対策】そこで、投入できる物の範囲を、導入前に確認します。また、下処理が少ない機種を選ぶ方法もあります。さらに、運用ルールを現場で共有すると、トラブルを防げます。

 

デメリットだけでなくメリットも確認する

ただし、デメリットは、メリットと比べて判断することが大切です。というのも、生ごみ処理機には、次のような利点があるからです。

  • 生ごみを減量し、廃棄コストや収集回数を減らせる
  • 悪臭や害虫のリスクを抑え、衛生環境を改善できる
  • 食品廃棄物の削減で、SDGsや食品リサイクル法に対応できる

そして、排出量が多い施設ほど、メリットは大きくなります。しかも、デメリットは対策できるものが多くあります。したがって、両者を比較し、自社に合うかを判断しましょう。

「いらない・後悔した」の主な理由

一方で、家庭用では「いらなかった」という声もあります。そして、後悔の理由には、共通点があります。

  • 思ったより使う機会が少なかった
  • 電気代や消耗品費が、想定より気になった
  • 手入れの手間が続かなかった
  • 音や臭いが、予想より気になった

とはいえ、これらは、事前の確認で多くを防げます。したがって、生活や現場に合うかを、導入前に見極めます。つまり、使用頻度と手間を、現実的に想定することが大切です。

業務用ならではの注意点

なお、業務用では、家庭用と異なる注意点があります。そこで、導入の失敗を避けるため、次の点を押さえます。

 

処理容量の不足に注意

まず、排出量に対し、容量が足りないと失敗します。というのも、生ごみが溜まり、衛生リスクが高まるからです。したがって、繁忙期のピークも想定し、余裕を持って選びます。

 

方式による後処理の違い

次に、乾燥式は、残渣が多く出る傾向があります。そのため、残渣の後処理に、手間がかかる場合があります。一方で、消滅型バイオ式は、残渣がほとんど出ません。

 

下水排除基準の確認

また、消滅型は、分解した液を下水へ流す仕組みです。そして、地域により、下水排除基準が定められています。したがって、導入前に、設置地域の基準を確認しましょう。

 

施設との相性・サポート体制

さらに、施設と機械が合わず、活用できない失敗もあります。したがって、導入実績のあるメーカーを選ぶと安心です。加えて、トラブル時のサポート体制も、事前に確認します。

向いている施設・向いていない施設

そもそも、生ごみ処理機は、すべての現場に最適とは限りません。したがって、向き不向きを、事前に見極めましょう。

 

向いている向いていない
生ごみの排出量が多い施設生ごみがほとんど出ない現場
廃棄コストや衛生に課題がある既に廃棄の仕組みが最適化済み
食品リサイクル法の対応が必要設置スペースや電源が確保できない

 

つまり、排出量が多く、衛生やコストに課題がある現場が適します。具体的には、飲食店や食品工場、病院や介護施設が代表例です。なお、当社では、現場に合うかの見極めからご相談に応じます。

後悔しない選び方5つのポイント

このように、デメリットの多くは、選び方で対策できます。そこで、次の5点を意識して選びましょう。

①排出量に合う容量を選ぶ

まず、1日の生ごみ排出量を、まず把握します。そして、ピーク時も想定し、余裕のある容量にします。

 

②手間の少ない方式を選ぶ

次に、手入れを減らしたいなら、方式が重要です。例えば、消滅型バイオ式は、残渣や手入れが少なめです。

 

③ランニングと消耗品を確認する

また、電気代や消耗品費を、事前に試算します。ただし、保守や資材が不要な機種もあります。したがって、総コストで比較することが大切です。

 

④脱臭・静音性能を確認する

さらに、臭いや音が心配なら、性能を確認します。具体的には、脱臭フィルターや静音設計をチェックします。

 

⑤実績・サポートで選ぶ

最後に、導入実績の多いメーカーは、対応が安心です。しかも、デモ機で試せると、失敗を減らせます。

 

▶ 関連記事:業務用生ごみ処理機の選び方完全ガイド

デメリットを抑えやすい方式は?

ところで、手入れや残渣の手間を減らしたい場合があります。その際は、消滅型バイオ式が有力な選択肢です。というのも、生ごみを水と二酸化炭素に分解し、残渣がほとんど出ないからです。したがって、後処理の手間が少なく、衛生的に運用できます。なお、当社の主力機「ゴミサー」も、この消滅型に該当します。

 

※方式ごとに費用や特性は異なります。詳細は各メーカーへの確認が必要です。

 

ディスポーザー・コンポストとの違い

なお、生ごみ対策には、他の選択肢もあります。例えば、ディスポーザーやコンポストと、比較されることがあります。ただし、それぞれ、仕組みとデメリットが異なります。

 

方法仕組み主なデメリット
生ごみ処理機乾燥・分解で減量費用・手入れ・設置場所
ディスポーザー砕いて排水へ流す下水条件・自治体規制の確認が必要
コンポスト微生物で堆肥化手間・時間・臭い・虫が出やすい

 

つまり、生ごみ処理機は、廃棄量そのものを減らせる点が強みです。一方で、手軽さ重視ならディスポーザー、堆肥化ならコンポストが候補です。したがって、施設の目的に合わせて、方法を選びましょう。

導入前チェックリスト

そこで、後悔を防ぐため、導入前に次を確認しましょう。

 

  • 1日の生ごみ排出量(ピークを含む)を把握したか
  • 電気代・消耗品費を含む総コストを試算したか
  • 手入れ・メンテの頻度を確認したか
  • 設置スペース・電源・排水を確認したか
  • 脱臭・静音の性能を確認したか
  • 消滅型は下水排除基準を確認したか
  • デモ機での試用や、サポート体制を確認したか

よくある質問(FAQ)

そこで、デメリットに関する、よくある質問をまとめました。

 

  • Q. 生ごみ処理機はいらない? → 使用頻度が低いと後悔しがちです。一方で、排出量が多い現場ほど効果的です。
  • Q. 臭いは必ず出ますか? → 脱臭性能や方式で異なります。なお、消滅型は臭いを抑えやすい傾向です。
  • Q. 手入れは大変ですか? → 機種によります。ただし、消耗品や清掃が不要な機種もあります。
  • Q. 電気代はどのくらい? → 家庭用で月600〜1,800円程度が目安です。一方で、業務用は機種で異なります。
  • Q. 業務用で一番多い失敗は? → 容量不足です。したがって、余裕のある処理能力を選ぶことが重要です。
  • Q. デメリットは対策できますか? → 多くは方式選びや容量選び、メーカー選びで対策できます。
  • Q. コンポストとどちらが良い? → 手間や臭いを避けたいなら、処理機が向く場合が多いです。

まとめ

たしかに、生ごみ処理機には、費用や手間などのデメリットがあります。そして、後悔の多くは、容量不足や手間、使用頻度の低さです。しかし、その大半は選び方で対策できます。具体的には、排出量に合う容量と、手間の少ない方式を選びます。さらに、実績あるメーカーとデモ機の活用も、失敗を防ぎます。

 

なお、当社は、施設に合った機種をご提案します。したがって、導入をご検討の際は、まずお気軽にご相談ください。

 

 

※本記事の情報は、各メーカー・専門メディアの公表情報を基に作成しています。なお、費用や仕様は機種・時期で変動します。したがって、導入時は各公式情報をご確認ください。