【法人向け】業務用生ごみ処理機の選び方完全ガイド|方式・容量・費用・補助金を徹底比較

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この記事の要点

・業務用生ごみ処理機は、生ごみを減量・分解し、廃棄コストと衛生負担を下げる設備です。

・選び方の要点は「処理方式・処理量・設置環境・費用・補助金」の5点です。

・方式はバイオ式・乾燥式・ハイブリッド式があり、廃棄量と後処理の手間で選びます。

・導入費用は自治体の補助金で軽減できる場合があり、事前の確認が重要です。

・食品を扱う事業者は、食品リサイクル法への対応という観点も持つと安心です。

■業務用生ごみ処理機とは?家庭用との違い

業務用生ごみ処理機は、施設で大量に出る生ごみを処理するための設備です。そして、家庭用と比べて処理能力が高く、1日あたり数十〜数百kgの生ごみに対応します。具体的には、生ごみを乾燥させたり、微生物で分解したりして、量を大幅に減らします。そのため、排出量の多い飲食店や施設では、ごみ出しの手間と衛生リスクを同時に減らせます。

そもそも、生ごみは、重量の約80%を水分が占めるといわれます。したがって、この水分を減らすだけで、廃棄する生ごみの重量は大きく下がります。つまり、減量そのものが廃棄コストの削減に直結するのです。だからこそ、業務用の処理機は、この減量を効率よく行うために設計されています。

家庭用との主な違い

業務用と家庭用は、処理量と導入目的が大きく異なります。まず、家庭用は日々の生ごみを減らす目的が中心です。一方で業務用は、廃棄コストの削減や衛生対策、法対応まで見据えます。そこで、主な違いを次の表で整理します。

項目家庭用業務用
処理量数kg/日まで数十〜数百kg/日
設置場所台所厨房・バックヤード・屋外
価格帯の目安数万円程度数十万〜数百万円
主な目的家庭のごみ減量廃棄コスト削減・衛生・法対応
補助金家庭向け助成事業者向け補助金・国の制度

■ディスポーザーとの違いは?

なお、生ごみ対策として、ディスポーザーと比較されることがあります。ディスポーザーは、生ごみを砕いて排水と一緒に流す機器です。たしかに手軽ですが、生ごみそのものを減らすわけではありません。また、下水道の条件や自治体の規制を確認する必要があります。

一方で業務用生ごみ処理機は、生ごみ自体を減量・分解します。そのため、廃棄物の総量を減らせるため、コスト削減効果が見込めます。したがって、施設全体の廃棄量を下げたい場合は、処理機が適しています。つまり、目的に応じて、両者を使い分けることが大切です。

■導入で得られる3つのメリット

業務用生ごみ処理機の導入には、大きく3つのメリットがあります。そこで、コスト・衛生・環境対応の観点で、順に解説します。

①廃棄物処理コストの削減

まず、生ごみの多くは水分です。したがって、処理機で水分を減らせば、廃棄物の量が下がります。その結果、ごみの収集回数や、廃棄物の処理委託費も減らせます。しかも、排出量の多い施設ほど、削減効果は大きくなります。

例えば、毎日大量の生ごみを排出する飲食店を考えます。この場合、減量によって、ごみ袋の数や収集依頼の頻度が下がります。そして、これが月々の固定費の削減につながります。その結果、長期的には、導入費用を回収できる場合もあります。

②衛生環境の改善(悪臭・害虫対策)

次に、生ごみは、悪臭や害虫の発生源になりやすいものです。しかも、ためておくほど、厨房やごみ置き場の衛生は悪化します。そこで、処理機で速やかに処理すれば、こうしたリスクを抑えられます。さらに、従業員の作業環境や、利用者の満足度の向上にもつながります。

具体的には、乾燥式は、加熱によって雑菌の繁殖を抑えやすい方式です。また、消滅型のバイオ式は、生ごみをためずに分解します。つまり、どちらも、衛生面での利点があります。なお、悪臭対策を重視する場合は、脱臭性能も確認しましょう。

③SDGs・食品リサイクル法への対応

そして、食品廃棄物の削減は、SDGsやESG経営に貢献します。加えて、取引先や利用者への、環境配慮のアピールにもなります。事実、食品リサイクル法では、事業者に再生利用等が求められます(農林水産省)。したがって、生ごみ処理機の導入は、その取り組みの一つになります。

■導入前に知っておきたいデメリット・注意点

メリットの多い設備です。しかし、注意点もあります。そこで、導入後に後悔しないため、事前に把握しておきましょう。

初期費用がかかる

まず、業務用は、本体と設置工事に費用がかかります。ただし、補助金や廃棄コスト削減で回収を図れます。したがって、総コストと回収期間で判断することが大切です。

設置スペースと電源が必要

次に、業務用は本体が大きく、設置場所を選びます。また、電源や排水の条件も、事前の確認が必要です。とはいえ、現場に合う機種を選べば、無理なく設置できます。

方式により後処理や保守が必要

さらに、乾燥式は、残渣の後処理が必要になります。また、機種によっては、消耗品や定期保守もかかります。そのため、運用の手間を、事前に確認しておきましょう。

■処理方式の比較|バイオ式・乾燥式・ハイブリッド式

業務用生ごみ処理機の方式は、大きく3種類あります。そして、減量の仕組みと、残渣の量がそれぞれ異なります。したがって、施設の廃棄量や後処理の手間に合わせて選びます。

バイオ式

まず、バイオ式は、微生物の力で生ごみを分解する方式です。そして、大きく「堆肥型」と「消滅型」に分かれます。具体的には、堆肥型は、分解した生ごみを堆肥として活用します。一方、消滅型は、生ごみを水や二酸化炭素に分解します。

とりわけ消滅型は、残渣がほとんど出ない点が強みです。そのため、後処理の手間が少なく、衛生的に運用できます。したがって、残渣を出したくない病院や食品工場に向きます。なお、当社の主力機「ゴミサー」も、この消滅型に該当します。

乾燥式

次に、乾燥式は、温風や熱で水分を蒸発させる方式です。この方式は、加熱で雑菌を抑えられ、衛生面で利点があります。ただし、処理後は、乾燥した残渣が残ります。そのため、残渣の後処理が必要になります。

一方で、乾燥式は、初期費用とランニングを抑えやすい傾向があります。しかも、仕組みが比較的シンプルで、導入しやすい方式です。したがって、コストを重視する店舗やオフィスに向いています。

ハイブリッド式

そして、ハイブリッド式は、乾燥式とバイオ式を組み合わせた方式です。具体的には、まず熱で乾燥させ、微生物が働きやすい状態にします。その後、微生物で分解を進めます。その結果、生ごみを大きく減容でき、堆肥として活用できる製品もあります。

一方で、本体価格は高めになりやすい方式です。そのため、初期費用を含めて、総コストで検討することが大切です。したがって、減容と堆肥化を両立したい施設に向いています。

方式減量の仕組み残渣初期費用ランニング向いている施設
バイオ式(消滅型)微生物が水・ガスに分解ほぼなし中〜高病院・介護・食品工場など
バイオ式(堆肥型)微生物が堆肥化堆肥として活用堆肥を活用したい施設
乾燥式熱で水分を蒸発あり低〜中電気代中心コスト重視の店舗・オフィス
ハイブリッド式乾燥+微生物分解少ない減容と堆肥化を両立したい施設

※費用感は方式や機種で幅があります。詳細は各メーカーへの確認が必要です。

■失敗しない選び方5つのポイント

機種選びで失敗しないために、5つのポイントを押さえます。そして、どれか一つでなく、総合的に判断することが重要です。

①処理方式で選ぶ

まず、後処理の手間をどこまで許容できるかを考えます。具体的には、残渣を出したくない現場は、消滅型バイオ式が有力です。一方、コストを重視するなら、乾燥式が候補になります。そして、減容と堆肥化の両立を狙うなら、ハイブリッド式です。

②処理量・容量で選ぶ

次に、1日の生ごみ排出量を把握します。というのも、これが機種選びの、最も基本的な指標だからです。したがって、排出量に対して、余裕のある処理能力を選びます。なぜなら、能力が不足すると、生ごみが溜まり衛生リスクが高まるからです。

なお、排出量は、繁忙期のピークも想定しておきます。というのも、平常時だけで選ぶと、繁忙期に処理が追いつかないからです。したがって、少し余裕を持った容量を選ぶと安心です。

③設置環境で選ぶ

さらに、設置場所の広さや、電源、排水の有無を確認します。というのも、業務用は本体が大きく、設置スペースが必要だからです。とりわけ、屋内に設置する場合は、臭気対策の性能が重要になります。なお、屋外設置が可能な機種もあるため、現場に合わせて選びます。

④費用(初期+ランニング)で選ぶ

また、費用は、本体価格だけで判断してはいけません。そこで、電気代・保守費・消耗品費まで含めて試算します。なぜなら、初期費用が安くても、ランニングが高い場合があるからです。したがって、総コストで比較することが、失敗を防ぐ鍵です。

⑤メンテナンス・保守体制で選ぶ

最後に、生ごみ処理機の耐用年数は、一般に5〜15年とされます。つまり、長く使う設備だからこそ、保守体制が重要です。そこで、消耗品の要否や、点検の頻度を事前に確認します。したがって、運用の手間が少ない機種は、現場の負担を減らせます。

■費用の目安|初期費用とランニングコスト

費用は、初期費用とランニングコストに分かれます。したがって、両方を合わせた総額で、比較することが大切です。

初期費用(本体+設置工事)

まず、初期費用は、本体価格に設置工事費が加わります。具体的には、業務用の本体は、数十万〜数百万円が目安です。そして、処理量が大きい機種ほど、価格は高くなります。なお、方式では、堆肥化式や乾燥式が比較的安価とされます。

ランニングコスト(電気代・保守)

次に、主なランニングコストは、稼働のための電気代です。とりわけ乾燥式は、加熱のため電気代が高くなる傾向があります。また、保守や消耗品が必要な機種は、その費用も見込みます。一方で、保守や資材が不要な機種もあります。

導入効果は「回収シミュレーション」で判断

そして、費用は、削減できる廃棄コストと合わせて評価します。具体的には、廃棄物処理費の削減額から、投資回収の期間を試算できます。したがって、回収期間が短いほど、導入の効果は高いといえます。なお、当社では、回収シミュレーションのご提案が可能です。

■補助金・助成金を活用して導入費用を抑える

導入費用は、補助金や助成金で軽減できる場合があります。つまり、制度をうまく使えば、初期費用の負担を下げられます。そこで、制度の種類と、申請時の注意点を解説します。

自治体の補助金

まず、多くの自治体が、ごみ減量を目的に補助を実施しています。具体的には、事業者向けの補助額は、購入費の3分の1〜2分の1が目安です。ただし、上限額や条件は、自治体によって大きく異なります。したがって、まずは、事業所のある自治体の制度を確認しましょう。

国の補助金

また、国の制度も、活用できる場合があります。例えば、ものづくり補助金や、省エネ関連の制度が挙げられます。ただし、国の制度は、要件や公募時期が定められています。そのため、申請には準備が必要なので、早めの確認をおすすめします。

申請時の注意点

なお、補助金は先着順で、予算がなくなり次第終了する場合があります。また、金額や条件は、年度ごとに変わることがあります。さらに、多くの制度は、購入前の申請が条件です。したがって、申請前に、最新の公募要領を必ず確認してください。

※補助金・助成金の内容は、自治体や年度により異なります。申請の可否や金額は、必ず各自治体・各省庁の公式情報でご確認ください。

■食品リサイクル法との関係

食品を扱う事業者には、食品リサイクル法が関係します。そもそも、この法律は、食品廃棄物の発生抑制と再生利用を促す制度です。そして、対象は、食品の製造・加工・販売・提供を行う事業者です(農林水産省)。具体的には、飲食店やホテル、食品工場などが含まれます。

まず、食品廃棄物は、発生を抑えることが優先されます。次に、飼料や肥料などへの再生利用が求められます。さらに、年間100トン以上を排出する事業者には、定期報告の義務があります(農林水産省)。したがって、生ごみ処理機の導入は、こうした取り組みの一つになります。

■施設タイプ別の選び方

最適な機種は、施設のタイプによって変わります。なぜなら、廃棄量や衛生要件が、施設ごとに異なるためです。そこで、主な施設別に、選び方のポイントを整理します。

飲食店・フードコート

まず、飲食店は、生ごみの排出量が多い施設です。そのため、悪臭や害虫の対策が、特に重要になります。したがって、厨房に設置でき、消臭性能の高い機種が向きます。そして、ピーク時の排出量に対応できる容量を選びます。

ホテル・宿泊施設

次に、ホテルは、宴会や朝食で生ごみが大量に出ます。そのため、バックヤードの省人化につながる機種が有効です。つまり、処理を自動化すれば、スタッフの負担を減らせます。加えて、景観や臭気に配慮した設置も検討します。

病院・介護施設

また、病院や介護施設は、衛生管理が特に厳しい現場です。したがって、生ごみを残さない、消滅型バイオ式が適しています。なぜなら、残渣が出ないため、衛生的に運用できるからです。さらに、感染対策の観点からも、速やかな処理が有効です。

食品工場

そして、食品工場は、大量の食品残渣が発生する現場です。そのため、大容量に対応する機種が必要になります。加えて、食品リサイクル法への対応も、重要な視点です。したがって、減量と再生利用を両立できる方式を選びます。

商業施設・オフィス

最後に、商業施設は、複数テナントの廃棄物をまとめて扱えます。そのため、施設全体での廃棄物削減を、検討できます。具体的には、共用のバックヤードに設置する方法もあります。したがって、全体最適の視点で、導入を計画します。

■導入前チェックリスト

導入を検討する前に、次の項目を確認しましょう。というのも、事前の整理が、機種選びをスムーズにするからです。

  • 1日の生ごみ排出量(繁忙期のピークを含む)を把握したか
  • 残渣を許容できるか、消滅型を希望するかを決めたか
  • 設置スペース・電源・排水の条件を確認したか
  • 初期費用とランニングを含む総コストを試算したか
  • 自治体・国の補助金の有無を確認したか
  • 保守体制・消耗品の要否を確認したか
  • 食品リサイクル法など、法対応の必要性を確認したか

■導入までの流れ

導入は、次のステップで進みます。そして、当社では、各段階をサポートします。

  1. 現状のヒアリング(排出量・課題の把握)
  2. 機種の提案と回収シミュレーション
  3. デモ機の貸出・試用(対応機種の場合)
  4. 補助金の確認・申請サポート
  5. 設置工事・運用開始
  6. 導入後の運用相談・保守

このように、当社は、導入支援から運用相談まで一貫して対応します。つまり、単なる販売ではなく、課題整理から伴走します。したがって、生ごみ処理と衛生機器を、横断してご提案できます。

■よくある質問(FAQ)

そこで、導入前によく寄せられる質問を、まとめて紹介します。

  • Q. 業務用と家庭用はどう違いますか? → 処理量が大きく異なり、業務用は数十〜数百kg/日に対応します。
  • Q. 臭いは出ませんか? → 方式や機種で異なります。したがって、消臭・脱臭性能の確認が重要です。
  • Q. 補助金は必ず使えますか? → 自治体や年度で異なるため、事前に公式情報の確認が必要です。
  • Q. 残渣の処理は必要ですか? → 乾燥式は残渣が出ますが、一方で消滅型バイオ式はほぼ残渣が出ません。
  • Q. 設置に工事は必要ですか? → 機種によります。したがって、電源や排水の条件を事前に確認します。
  • Q. 導入前に試せますか? → 対応機種では、デモ機の貸出・試用が可能です。

■まとめ

要するに、業務用生ごみ処理機は、廃棄コストと衛生課題を同時に解決します。そして、選び方の要点は、方式・処理量・設置環境・費用・補助金の5点です。具体的には、方式はバイオ式・乾燥式・ハイブリッド式から、現場に合わせて選びます。また、費用は補助金で抑えられる場合があり、そのため回収シミュレーションが有効です。さらに、食品を扱う事業者は、食品リサイクル法への対応も意識しましょう。

なお、当社は、生ごみ処理と衛生機器を横断してご提案できます。加えて、導入費用の回収シミュレーションや、デモ機の貸出も可能です。したがって、導入をご検討の際は、まずお気軽にご相談ください。

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※本記事の制度情報は、農林水産省・環境省などの公表情報を基に作成しています。費用・補助金は変動するため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。